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不倫相手とパートナーに仕返ししたい!パートナーの不倫を会社にバラすとどうなるの⁈

こんばんは。
ディテクティブ アンです。
今日のご相談は。。。


『不倫を会社にバラすと名誉棄損とかになってしまいますか?匿名で密告したいのですが。。。

よく聞くご相談内容です。
配偶者なら、その様なお気持ちになるのはわかりますが、なかには、『同じ部署に不倫している人がいるので風紀が乱れる』と感じて、同僚の方がご相談に来るケースも。。。

『不倫相手を社会的に抹殺したい』

『正義の鉄槌をくだしてやる』

『異動や退職勧奨などの制裁を加えたい』

そう鼻息を荒くしてご相談にいらっしゃる方がたまにいらっしゃいます。
不倫をしている事実を会社にバラせば、きっと制裁を加えたと、気分が多少スッキリするかと思います。

もし、会社に不倫をバラしたりしたら、名誉棄損・侮辱罪・脅迫に該当する恐れがあり、訴えられてしまうリスクがあります。

名誉棄損

勤務先に「○○さんが不倫してる」とメールをしたり、SNSで拡散するのは、名誉棄損になる可能性が高くなります。
名誉棄損とは『多くの人に事実を伝え、社会的評価を下げる行為』を言います。
また、不倫相手にも慰謝料を支払わなければならなくなります。
本来なら、浮気の被害者である自分が、慰謝料を受け取るはずなのに、逆に払わなくてはいけないなんて。。。

侮辱罪

「この淫乱」「男好き」「尻軽女」など、誹謗中傷は侮辱罪に該当します。
名誉棄損と侮辱罪の違いは『具体的な事実を伴うかどうか』です。

例えば、会社に乗り込んで、「この人、うちの主人と浮気してるんです!」と言えば、名誉棄損に値し、「男好き!」と言えば、侮辱罪に値します。
会社に乗り込んだ場合、不倫相手と会社、両方から訴えられる可能性も。。。
感情的な行動をしない様、ご注意くださいね。

脅迫

相手に恐怖を与える言葉は脅迫に該当します。
・会社中に不倫をバラしてやる。

・お前の写真をネットで公表してやる。

・親戚や近所にふれまわってやる。

浮気相手と電話やメールなどで接触する事があっても、このような言葉は避けた方が良いです。


匿名で浮気を密告してもバレる可能性大!

リスクはあるけど『制裁を加えないと気が済まない』と、何とかして懲らしめてやりたいと考えた時、『自分だとバレなければいいんですよね?』と言われる方がいらっしゃいます。

自分の名前を告げずに浮気を密告する方法もあります。

・差出人を書かずに手紙を送る。

・会社に匿名の電話をかける。

・学生やサークルの仲間に頼む。

・SNS・掲示板に書き込む


しかし、絶対にバレないかというと難しく、密告者を特定する方法もたくさん存在します。

例えば、筆跡や手紙の消印から投函された地域を絞り込むなど、パートナーや浮気相手が探偵に依頼すれば、いずれ差出人が誰か、特定に至ります。

なかには、学生さんにお金を渡し、裏アカで拡散させると仰っている方がいらっしゃいました。
学生さんの未来はどうなっても良いのでしょうか。。。

名前を言わずに浮気をバラしても、結局、名誉棄損・侮辱罪などに問われる可能性があります。

会社によっては、コンプライアンス部門があり、不倫の証拠があれば、不倫相手を異動させたり、役職を解いたりと対応をしてくれる会社もありました。


但し注意点もあります。

コンプライアンス部門に相談する際は、『必ず証拠を撮ってから』にしてくださいね。

なかには、証拠を撮る前に、コンプライアンス部門へ相談に行き、双方聞き取りをされてしまい、警戒されて調査の難易度が上がりました。調査時間も費用も掛かってしまいますので、段取り良くお願いします。

自分が被害者なのに、加害者になるような行動はお控えいただき、不倫の証拠を集めて慰謝料を請求した方が、リスクを抑えつつダメージを与えらる可能性が高いですよ。
ぜひご相談へいらしてくださいませ。